約1ヶ月勉強して、4月15日(平成30年度春期)に行われた基本情報技術者試験を受験してきました。自己採点してみたら『「午前試験」は合格基準点以上』で『「午後試験は」合格基準点以下』、午前・午後どもに合格基準以上でないとダメなので結果は不合格でした。
プログラマとして中国への移住を目指しているので「情報処理技術者試験の海外との相互認証」を意識して取ろうと思ったけど、今回は失敗に終わってしまいました。仕方がないので、次回の10月21日(平成30年度秋期)試験では合格できるようにまた頑張ります。
情報処理技術者試験とは
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験の概要
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。
基本情報技術者試験(FE)について
情報処理技術者試験の中で基本的な知識と技能を問う試験区分
試験の対象者像
項目 | 内容 |
---|---|
対象者像 | 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者 |
業務と役割 | 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に,次のいずれかの役割を果たす。 1.需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して,情報技術を活用した戦略立案に参加する。 2.システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスの実現に貢献する。 |
期待する技術水準 | 1.情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ①対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 ②上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。 ③上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。 2.システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ①情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 ②上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。 ③上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。 ④上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。 |
レベル対応 | 共通キャリア・スキルフレームワークの5 人材像(ストラテジスト、システムアーキテクト、サービスマネージャ、プロジェクトマネージャ、テクニカルスペシャリスト)のレベル2に相当 |
参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス など
試験概要
午前
- 試験時間:9:30~12:00(150分)
- 出題形式:多肢選択式(四肢択一)
- 出題数:80問
午後
- 試験時間:13:00~15:30(150分)
- 出題形式:多肢選択式
- 出題数:13問から7問を選択
合格基準
- 午前・午後ともに100点中60点以上正解
申込方法・受験料・合格スケジュールについて
試験対策(学習方法)
今回もテキストと過去問を3周繰り返す方式で試験対策を始めました。テキストに『かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成30年度』、過去問に『平成30年度【春期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)』を買って、試験日約1ヶ月前から勉強しました。
テキストはなんとか3周終えることができました。過去問は午前試験は過去3年分をこなして合格点以上を取れるようになりましたが、午後試験は13問中7問選択して解答する形式なので自分が解けそうな問題を見つけて解答すれば良いやと思って甘く見てしまった結果、午後試験の対策がほとんどできずに終わり、ぶっつけ本番みたいな形で試験を受ける悲惨な状態になってしまいました。
反省
午後試験を完全に油断しました。過去問を見たり実際に受験してみたら、やはり勉強していないと解けない内容で、しかも俺は計算やアルゴリズムに苦手意識のある文系プログラマなので、しっかり勉強しておかないと今後も確実に午後試験にハマってまた不合格になりそうな気がしました。
次回、10月21日(平成30年度秋期)の試験は改めて過去問での午後試験対策を重点的に行い「基本情報技術者試験ドットコム」やTwitterの「基本情報技術者試験略語bot(@FEwordbot)」「基本情報技術者ナビ(@hpeo_fe)」も利用して午前試験を落とさないように注意しながら、試験1ヶ月前には残りはもう復習だけの状態になるスケジュールを組んで必ず合格する。でも、とりあえず7月5日から始まる平成30年度秋期の試験申込を忘れないように気をつけよう。