個人的な理由で海外の案件需要が少ないRubyとRailsをやるくらいなら、他のプログラミング言語の習得に時間をかけたいと思っているのですが、業務で使う可能性が出たので、とりあえずMacにrbenvを使って最新のRubyの開発環境だけは構築することにしました。
Contents
開発環境
※Homebrewをインストールする際は、事前にXcodeとCommand Line Toolsのインストールが必要になります。
現在のRubyのバージョンを確認
ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行して現在のrubyのバージョンを確認します(俺の場合はruby 2.0.0がインストールされていました)。
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$ ruby -v ruby 2.0.0p648 (2015-12-16 revision 53162) [universal.x86_64-darwin15] |
Homebrewを最新バージョンにする
Homebrewのアップデートとアップグレード
Homebrewを最新の状態にするため、以下のコマンドを実行します。
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$ brew update <br>$ brew upgrade |
rbenvをインストール
Homebrewでrbenvをインストール
複数のrubyのバージョン管理を行なうコマンドラインツールrbenvを、以下のコマンドでインストールします。
ruby-buildは、UNIX系のシステム上で異なるバージョンのrubyをコンパイルしインストールするための、【rbenv install】コマンドを提供するrbenvのプラグインですので合わせてインストールします。
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$ brew install ruby-build <br>$ brew install rbenv |
rbenvで最新のRubyをインストール
インストールできるRubyのバージョンを確認
インストールできるrubyのバージョンを以下のコマンドで確認します。今回は【2.5.0-dev】をインストールします。
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$ rbenv install --list |
最新のRubyをインストール
【2.5.0-dev】を、以下のコマンドでインストールします。
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$ rbenv install 2.5.0-dev |
選択できるRubyのバージョンを確認
インストールされ選択できるrubyバージョンを確認します。【 * 】が付いているものが、現在、選択されているバージョンです。
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$ rbenv versions <br>* system (set by /Users/ユーザ名/.rbenv/version) <br> 2.5.0-dev |
Rubyのバージョン切り替え
【rbenv global versions】コマンドでバージョン【2.5.0-dev】を指定し切り替えます。
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$ rbenv global 2.5.0-dev |
【*】が指定したバージョンに付いているのを確認します。
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$ rbenv versions <br> system <br>* 2.5.0-dev (set by /Users/ユーザ名/.rbenv/version) |
環境変数Pathを設定
【.bash_profile】の編集画面を開きます。
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$ vi .bash_profile |
以下のコードを追加してrbenvのパスを通します。
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export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH" eval "$(rbenv init -)" |
設定を反映させるため以下のコマンドを実行します。
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source ~/.bash_profile |
Rubyのバージョン確認
以下のコマンドを実行して現在のrubyのバージョンを確認します。無事、【ruby 2.5.0dev】に変更されました。
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$ ruby -v ruby <br>2.5.0dev (2017-11-03 trunk 60631) [x86_64-darwin15] |