Sassを便利に使うためにタスクランナーのGulpを使おうと検討中なのですが、Gulpを使うためにはNode.jsが必要になります。Node.jsの環境構築について調べたらnodebrewでバージョン管理するのが良さそうだとあったので、ついでにnodeの管理をHomebrewからnodebrewに切り替えることにしました。
Contents
開発環境
- Mac OS X(El Capitan) 10.11.6
- Xcode 8.2.1(インストール済み)
- Command Line Tools(インストール済み)
※Homebrewをインストールする際は、事前にXcodeとCommand Line Toolsのインストールが必要になります。
Homebrewを最新バージョンにする
Homebrewのアップデートとアップグレード
Homebrewを最新の状態にするため、以下のコマンドを実行します。
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$ brew update $ brew upgrade |
npmとNode.jsのアンインストール
npmとは
パッケージ管理システムの一種で、Node Package Managerの略称。Node.jsのパッケージ管理システムであり、Google V8 JavaScript Engineで動作する。
Node.jsとは
イベント化された入出力を扱うUnix系プラットフォーム上のサーバーサイドJavaScript環境である。
HomebrewにNode.jsがインストールされているか確認
ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行してHomebrewにインストールされているものの一覧にnodeがあるか確認します。
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$ brew list node |
Node.jsのバージョン確認
nodeのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行します。【v8.9.1】がインストールされていました。
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$ node -v v8.9.1 |
npmのバージョン確認
npmのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行します。【5.5.1】がインストールされていました。
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$ npm -v 5.5.1 |
npmとNode.jsのアンインストール
npmのアンインストール
nodeより先にnpmからアンインストールしないと【env: node: No such file or directory】とnodeがないというエラーが出てしまうので、必ずnodeをアンインストールする前に、以下のコマンドを実行します。
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$ npm uninstall -g npm |
npmのアンインストール確認
npmがアンインストールされているか確認するため、以下のコマンドを実行ます。【-bash: /usr/local/bin/npm: No such file or directory】となり、無事アンインストールが完了しました。
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$ npm -v -bash: /usr/local/bin/npm: No such file or directory |
Node.jsのアンインストール
nodeをアンインストールするため、以下のコマンドを実行します。
【v8.9.1】はアンインストールできましたが【node 0.10.26, 7.4.0, 8.2.1, 8.8.1 4 are still installed.】と古いバージョンがまだインストールされていますと表示されました。
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$ brew uninstall node Uninstalling /usr/local/Cellar/node/8.9.1... (5,012 files, 49.6MB) node 0.10.26, 7.4.0, 8.2.1, 8.8.1 4 are still installed. Remove all versions with `brew uninstall --force node`. |
現在使っているnodeも特に無いので、表示された指示に従い全てのバージョンを削除するため、以下のコマンドを実行します。
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$ brew uninstall --force node Uninstalling node... (13,736 files, 152.2MB) |
Node.jsのアンインストール確認
nodeがアンインストールされているか確認するため、以下のコマンドを実行ます。【-bash: /usr/local/bin/node: No such file or directory】となり、無事アンインストールが完了しました。
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$ node -v -bash: /usr/local/bin/node: No such file or directory |
Homebrewでnodebrewをインストール
nodebrewとは
Node.jsのバージョン管理ツール。
Homebrewでnodebrewをインストール
Homebrewでnodebrewをインストールするため、以下のコマンドを実行します。
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$ brew install nodebrew |
nodebrewのバージョン確認
インストールされたnodebrewのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行します。無事、【nodebrew 0.9.7】がインストールされました。
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$ nodebrew -v nodebrew 0.9.7 |
nodebrewのセットアップ
インストールしたnodebrewをセットアップをするため、以下のコマンドを実行します。
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$ /usr/local/opt/nodebrew/bin/nodebrew setup_dirs $ nodebrew setup Installed nodebrew in $HOME/.nodebrew ======================================== Export a path to nodebrew: export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH ======================================== |
【nodebrew setup】をしないでnodeをインストールしようとすると、以下のエラーが出てインストールが失敗します。
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Fetching: https://nodejs.org/dist/v9.2.0/node-v9.2.0-darwin-x64.tar.gz Warning: Failed to create the file Warning: /Users/ryota/.nodebrew/src/v9.2.0/node-v9.2.0-darwin-x64.tar.gz: No Warning: such file or directory curl: (23) Failed writing body (0 != 941) download failed: https://nodejs.org/dist/v9.2.0/node-v9.2.0-darwin-x64.tar.gz<span data-mce-type="bookmark" style="display: inline-block; width: 0px; overflow: hidden; line-height: 0;" class="mce_SELRES_start"></span> |
環境変数Pathを設定
【bash_profile】に環境変数Pathを設定し読み込むため、以下のコマンドを実行します。
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$ echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile $ source ~/.bash_profile |
nodebrewでNode.jsとnpmをインストール
インストールできるNode.jsのバージョンを確認
インストールできるnodeのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行します。
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$ nodebrew ls-remote |
nodebrewでNode.jsをインストール
特にnodeのバージョン指定がなければ最新版をインストールするため、以下のコマンドを実行します。
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$ nodebrew install-binary latest |
nodebrewでインストールされたNode.jsのバージョン確認
nodebrewでインストールされたnodeのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行します。
無事、最新版のnodeがインストールされました。【current: none】となっていて、まだnodeが有効化されていないため、nodeコマンドが使用できないので有効化します。
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$ nodebrew list v9.2.0 current: none |
Node.jsの有効化
インストールされたnodeを有効化するために、以下のコマンドを実行します。
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$ nodebrew use v9.2.0 use v9.2.0 |
Node.jsの有効化確認
再度インストールされたNode.jsのバージョンを確認し、【current: none】が有効化したバージョンに変更されていたら、nodeの有効化は完了です。
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$ nodebrew list v9.2.0 current: v9.2.0 |
Node.jsの使用確認
【node -v】でバージョンを表示させ、nodeが使用できるようになっているか確認します。無事、nodeが使用できるようになりました。
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$ node -v v9.2.0 |
npmのインストール確認
npmもnodeと合わせてインストールされているか確認するため、以下のコマンドを実行します。無事、最新版のnpmがインストールされていました。
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$ npm -v 5.5.1 |